好きな色の背景 その8

濃いヴァイオレットになると、嫌いな色に選ぶ人の方が多くなるくらいです。

篁色を好むのは、別に男子の恥辱になるわけでもないのだが、依然として男性よりは女性の方に、より好まれる色であることに変りはない。

英名でもヴァイオレヅトの他に、花の色からとられた固有色名は多く、日本とは若干花の種類が違うだけです。

矢車草の「コーンフラワーブルー」、釣鐘草の「ベルフラワー」、あやめの「アイリス」などです。

この系統の濃い色は、イギリス王室のオフィシャルカラーで、「ロイヤルブルー」といいます。

英名では青味の紫の範囲に、まだブルーのつく固有色名があるところを見ると、もう少し紫味にならないと、英語では本当のヴァイオレットにはならないのかもしれません。

説明

このように説明すると難しく感じるかもしれませんが、1枚1、000円のフ.ロ野球入場券に500円のプレミアムが付いたといえば、入場券1枚が1、500円になることです。

ということは、円の価値が下ることになります。

それは逆数の関係になり、1円の価値が1/\1、000から1/\1、500に低下したことになるのです。

しかし、われわれは、通常商品の価値の値上りあるいは値下りを基準にして論じ、通貨価値の逆の動きを基準に論ずることはまずないでしょう。

もし、直物為替と先物為替とが等価であるならば、直先相場の開きはゼロとなるが、0(zero)としないでflat、even、parなどと表示されます。

ところで、一時期デイトレードが流行りましたよね。

誰でも勝てるイメージがありましたが、それはとうの昔の話。

実際はそんなに甘いものじゃありません(笑)。

好きな色の背景 その7

明治30年代に、雑誌「明星」によって活躍した与謝野寛、晶子夫妻らの浪漫詩人の一派を「星董派」といったが、それは星や董に托して恋愛に憧れる女学生趣味の呼び名にもなりました。

宝塚少女歌劇のテーマソングは「すみれの花咲く頃」で、もとのシャンソソではリラの花だったようだから、どうしても董は少女趣味のロマソチックな感じを表わすのにむいているようです。

ただ、残念ながら、現在では、董色は一般日本人の好む色の中には入っていません。

好きな色の背景 その6

襲の色目では、表が二藍、裏が青だから、この色は菖蒲色よりももっと青味の紫になるかもしれません。

そして春を代表する青紫色が「董色」になります。

この襲の組合せは、表が紫、裏は薄紫とされているから、実際の董の花を思い浮ぺて見ても、日本の紫はやはりヴァイオレットの範囲を含めた色の呼び名で、西洋人のパープルよりも、どうやら青味に寄っていたと考えてよさそうです。

菖蒲色、桔梗色という色名からは、どちらかといえば男性的な色が連想されるが、董色になるとどうしても女性的な色という印象が強くなります。

好きな色の背景 その5

ラルースで董をひくと、ヴィオレットの花を咲かせる植物と出ているのだから、フランス語では花の名前より色の名前の方が先にあったのです。

緑や青の花は、現実にはほとんど存在しないが、青味の紫色になると、いろいろな花の名前があって、色名に使われるようになります。

日本では、「菖蒲色」は、端午の節句を飾る男の子の色です。

襲の色目で「菖蒲襲」は、表が青、裏は紅梅という混合色の紫色で、5月5日の祝儀に用いられた朝服でした。

同じ色でも、花の名前で呼ばれると、その花の咲く季節を感じさせるが、菖蒲色が初夏の色ならば、「桔梗色」は秋の主題です。

好きな色の背景 その4

藍の字の印象から青味の紫の方に二藍をあげておきますが、前田氏は、この色を日光にさらすと赤味が槌色して、浅藍色まで変色するとも書かれているから、裾色の結果はやはり青味の強い紫になったといえるでしょう。

この青味に寄った紫の系統が「ヴァイオレット」と呼ばれます。

日本の伝統色名にも「董色」があるが、これは固有色名だからヴァイオレットの範囲のごく一部であって、董の花の色そのものを指すと考えられます。

好きな色の背景 その3

紫は赤と青の中間色だから、別に紫根染でなくても、赤と青との混色で、染めることも可能です。

それに使われた染料は、目本では主として紅花と藍でした。

紅花は奈良時代に、昔、中国、揚子江の南にあった呉の国から渡来した藍(染料)ということで、呉の藍、つまり「呉藍」といわれたから、二種類の藍で染めた色ということで、その紫は「二藍」という名で呼ばれました。

上村六郎氏はこれを青味の紫とし、前田雨城氏は逆に、赤紫の方にしておられるが、二種類の染料の重ね方次第でどちらにでもなる可能性はある。

好きな色の背景 その2

朱と紫は、大昔から、正と邪のことであったり、善人と悪人の象徴であって、この場合の紫色は、やはりまぎらわしく不純な色とされているのです。

それが、どういう成行きか、孔子や孟子の時代には、だんだん高貴な色とされはじめたらしい。

西洋の貝紫は、およそ2000個もの貝から、やっと一グラムの色素がとれるというほど、たいへん高価なものであったので、それが当然高貴な身分の象徴とされたわけだが、吉岡常雄氏は、その思想が昔、東方に伝えられたのではないかと推測されています。

それがさらに目本に伝えられて、無条件に高貴な色になってしまったのだが、その色はもう赤味のない、日本の紫色になっていたわけです。

好きな色の背景 その1

西洋の古代紫は、プルプラとかムレックスなどといわれる貝類のパープル腺から分泌される液で染められた、貝紫といわれる色で、紫といっても深紅色に近い色だが、日本の紫色は、紫草という多年草の根、つまり「紫根」を染料として染色され、前田千寸氏は、―奈良時代以来の染色遺品を検しても、赤味がちの紫色は見当らない―と記されています。

日本の紫染の手法は、もとは階・唐から伝られたということだが、そのはるか昔の、周代の紫は赤とまぎらわしいようなもっと赤味の紫であったとみえ、孔子や孟子は、紫が正色の朱よりも貴ばれる風潮が生じたことを、嘆いているくらいです。

古代中国で、紫はそもそも、正色の朱と青の混色から生まれる間色とされており、紫という漢字も、止(あし)と、比(ならぶ)の下に糸がつけられたもので、赤と青を混ぜて染めた色が、あしなみがそろわず、ちぐはぐな中間色になったことを表わしているということです。

某作曲家 2

この愛すべき小曲《ガヴォット》の作曲年代や詳しいことはわかっていないが、ゴセックはヴァイオリンがたいへん好きであったし、名手でもあったので、おそらくこの曲は気軽に書きあげたものと思われる。

ところで、このガヴォットという舞曲は、南フランスに住むガヴォ族の民族舞曲で、十七世紀のなかごろ、フランスの大作曲家リュリが、バレエやオペラのなかで用いてから、さかんに作曲されるようになったものである。

この舞曲は、バロック時代に好まれて、組曲のなかでよく使われているが、《ゴセックのガヴォット》の、軽いはずむようなスタッカートの雅びなメロディは、古き良き時代をつよく感じさせる。

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